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オカダ・システムエンジニアリング研究所 の第二HP(ドキュメント保管庫)です。 イラスト作成支援ソフト 「ぷりスカ」を発表しました。 HPを御覧下さい。

今更PCM2702・・・自作USB-DACの製作 (製作費70円)

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今更PCM2702・・・自作USB-DACの製作 (製作費70円)

 昨年、DVDレコーダーの不動品を入手し分解したところ、パソコンに接続して音声を録音するためのUSB-DAC基板が搭載されていました。これを単体で動作確認したところ、良好な音声信号が出力されたことから部品箱に保存していたのですが、自由時間ができたことからラジカセに接続して音声をモニターする回路を製作することにしました。
 画像左上がUSB-DAC基板で、あのバーブラウン製のPCM2702が使用されていました。ここからアナログ出力信号を取り出し、次段のLPF(画像左下)に入力します。
 PCM2702はハイレゾ対応ではありませんが、CD音質で充分です。ハイレゾが音が良いなどとは信じていませんし、金の無駄使いです。
 PCM2702からの出力信号(20kHz、≒2.5V0-pは、この通りノイズにまみれています。このまま電流増幅してラジカセにつないでも、ラジカセの回路と人間の聴覚器官自体がLPFなのでノイズが聞こえることはありませんが、回路の自作として何か手を加えた方がやり応えがあるので、LPFを加えました。
 LPFは、80年代の高級CDプレーヤーの不動品に使われていたものを取り出して移植しました。
 LPF通過後の波形はこの通り!!
 LPFの入力に2kΩの抵抗を直列に入れ信号を減圧しています。振幅は約1.4V0-pと、ラジカセに入力するにはまだ大き過ぎますが、これはPCでの最大ボリュームを出した状態なので、実際の使用ではボリュームをもっと絞ります。
 この信号をオペアンプのVF回路に入力して電流増幅を行い、ラジカセに接続します。
 回路はこの様になります。(小さくて見えにくい場合はダウンロードして下さい。)
 電源トランスも自宅にあった中古品を使い、±12V出力の電源回路をオペアンプの電源とします。
 今回の製作のために特別に購入した材料は無く、製作費はユニバーサル基板1枚の70円でした。
 ラジカセでモニターした音声はCDプレーヤーと同等。狙っていた満足のいく音質に仕上がりました。
 このUSB-DACの設置箇所は、セルフビルドしたミニチュアハウスの室内です。PCで作業することが多いので音楽の選曲が楽になるようにしたいと思いました。
 USB-DACは小型、そして薄型なので壁掛方式の設置にしました。
 回路が剥き出しでは気に入らないので(AC100Vも露出していて不安全)、化粧パネルを貼って隠しました。
設置完了!
画像はLady GAGAちゃん。
ハードロック/へヴィメタルを良く聞きますが、彼女の音楽も悪くはないです。



オカダ・システムエンジニアリング研究所

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