オカダ・システムエンジニアリング研究所 の第二HP(ドキュメント保管庫)です。 イラスト作成支援ソフト 「ぷりスカ」を発表しました。 HPを御覧下さい。
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今まで自宅で旧式の2.4G無線ルーターを運用していましたが、電波の届かないエリアがありルーターの移設や機器の買い替えを検討していました。先週ハードオフに物色に行き、ジャンク品の無線ルーターを探していたところ、見慣れない商品があり、この1個だけ5.0GHzの無線通信ができることが分かりました。
機種はNOVAS HOME+CAというもので、500円という価格を見て、もし使えなければアンテナの部品取りでも構わない。間違って動作すれば超ラッキーと考え、試しに買ってみました。 |
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買ってから分かったのですが、画像左の「2.4DS/OF 8」の部分の8という数字の意味は、80m先の通信機器に干渉を与えるほど電波の到達距離が長いということでした。店舗にあった各種のジャンク品では、B社やI社やN社など有名メーカーの「ハイパワーバージョン!」などと謳われている商品でも表示が4(40mクラス)でした。 この機種は契約情報を持つSIMカードを使ってWiMaxに接続し、インターネットの接続サービスを提供するというものらしいですが、当然SIMカードはついていませんでした。しかし有線LANのコネクターは2個あり、これだけでもハブの動作をしてくれれば無線アクセスポイントとして使える可能性が残されています。 電源を投入すると無線でPCと接続でき、WEBブラウザーを使った設定画面から各種の設定ができました。 |
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しかし残念なことに、IPアドレスが192.168.1.1に固定され、当研究所のネットワークのアドレス系統192.168.XXX.Xとは合いません。従って従来のネットワークに組み込むため光モデム等全てのサブネットマスクを255.255.0.0に変更しました。 すると、予想通り無線アクセスポイントとして動作し、WEBブラウザーで光モデムPR-200NEとNOVAS HOME+CAを操作でき、インターネットにもつながりました。 NOVAS HOME+CAを組み込んだネットワークマップは左図の通りです。 赤丸で表示されているIML-C2300Wは、NOVAS HOME+CAのWiMaxルーター機能(不使用)を表しています。 |
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まず電波が確実に届く環境での試験です。NOVAS HOME+CAを7m先の壁越しに設置して2.4GHzモードによる無線LANの接続状態です。従来では48Mbpsが最高でしたが、今までに見たことも無い接続速度、300Mbpsという文字が躍っています。80m先まで干渉電波を送り込むという恐るべき「2.4DS/OF 8」のパフォーマンスです。 実験用に買ってあった5Ghzの無線LANアダプターを接続して確認したところ、5Ghzでも充分な電波強度が確認されました。 これで、今まで2.4GHzで最大10Mbpsの速度でやっとつながっていた子機が、今度は24~36Mbpsでつながるようになりました。 このNOVAS HOME+CAの能力はそこらで使われている無線ルーターとは格が違います。SIMカード無しの無契約状態でも無線アクセスポイントとして使え、それも充分過ぎる性能です。この機種をもし格安で入手できるならば、買わないのはおバカさんですよ! |